ライチョウ 雷鳥
英名:Ptermigan
学術名:
Lagopus mutus japonicus
キジ目キジ科ライチョウ亜科
標高2,400m以上のハイマツ林帯や岩石帯に生息し、厳冬期には弥陀ヶ原より下の森林帯に移動します。春先の雪解け時期に、ハイマツが雪の下から現れる頃には、また室堂へ戻ってきます。5〜6月の繁殖期にはつがいになり、300〜400m間隔で縄張りを持ちます。メスは6月にハイマツの根元などに窪みを作って巣作りし、5〜7卵くらいを産みます。約3週間(23日間)ほど抱卵します。雛は孵化後、羽毛が乾くと親とともに巣を離れます。雛の生存率は、1ヶ月で62%、3ヶ月で45%といわれており、オコジョなどの天敵に食べられるため減っていきます。
昔は白山にも生息していた記録もありますが、絶滅しており、今では立山が生息域の中で最も南西となっています。
オコジョ 英名:Stoat
学術名:
Mustela erminea nippon
ネコ目イタチ科イタチ属
日本には、ホンドオコジョとエゾオコジョの2種類が生息しています。
ホンドオコジョ M. e. nippon:青森県から本州中部にかけて生息する。尾の先の黒い部分が尾長の1/3程度と小さいことが特徴である。
エゾオコジョ M. e. orientalis:ユーラシア大陸に生息する。日本では北海道に生息する。ホンドオコジョに比べ一回り大きい。
室堂にいるのはもちろんホンドオコジョです。肉食で雷鳥のヒナを狙ったりします。体長は20cm程度で動きが素早く、夜行性であるため、見かけることは殆どありません。個人的には雷鳥を目撃する確立の50分の1くらいかな、と思います。
ニホン
カモシカ
日本羚羊
英名:Japaneas Serow
学術名:
Capricornis crispus
鯨偶蹄目ヤギ亜科カモシカ属
ニホンカミシカは中国地方を除く亜高山帯に生息する、日本固有の種です。カモシカの名前の由来はカモシカの毛をカモと呼んでいたからだそうです。通常見られる鹿よりもズングリしており、少し小さめです。草食で、植物であれば木の皮まで食べるそうです。普通の鹿は蹄がひらきませんが、カモシカは岩場など足場の悪い場所でも活動しやすいように蹄の先が開きます。
自前の写真がありません。
ツキノワグマ 月輪熊
英名:Asiatic black bear
学術名:
Ursus thibetanus japonicus
食肉目クマ科クマ属
体長は1m〜1m50cmぐらいで、体重は40〜150kg。全身黒い毛で覆われており、喉の毛が白く、三日月状に見えることから月輪熊と呼ばれているようです。森に住み、夏には標高の高い場所で生活し、冬になると標高の低い場所へ移動することもあります。冬ごもりを行う際は人間の活動の影響から遠い場所を選ぶ傾向があるそうです。また、熊同士の縄張りは重なり合っており、あまり喧嘩はしないみたい。食べ物は植物系が多い雑食で、春はブナなどの新芽を、夏は主にアリ、ハチなどの昆虫類、アザミなどの草本類、ウワミズザクラなどの液果類、秋は主にドングリ、クリなどの堅果類やアケビ、ヤマブドウなどの漿果類を食べています。クマは見かけと違い大変臆病で肉食の割合は1%程度だとか。
実際近くであったことないので
たぶんこんな感じです。